視覚障害者の外出のトラブルに備える「歩行レコーダー」





この度、日本障害者ソフトより視覚障害者の皆様が社会参加や自立の為に外出される事を支援し、その補助的役割を果たす事を願い、視覚障害者限定(視覚障害者向け3か月簡易電話サポート+日本障害者ソフトが作成したテキストファイル形式の簡易取説CD付き)の「歩行レコーダー」を発売する事になりました。
航空機にはボイスレコーダーが標準装備され、昨今では車やバイクにもドライブレコーダーが急速に普及してきています。
見えない・見えにくい視覚障害者にとって外出は決して安全なものではありません。
いざという時に自分の正当性を訴えるためにも、視覚障害者には是非 動画と音声が撮れる歩行レコーダーが必要ではないかという思いから、日本障害者ソフトでは「歩行レコーダー」をご提案させて頂きます。

歩行レコーダーの本来の目的は外出先での事故やトラブルが起きた際に自分の正当性を訴える為の証拠の動画を撮るのが目的です。
しかし、一番いいのは外出先で事故やトラブルが起こらない事です。
以前に日本障害者ソフトでは100円ライターぐらいの大きさの超小型カメラを発売しておりましたが、超小型カメラは相手に気づかれないように装着出来るメリットがありますが、しかしトラブルは起きてしまいます。
あくまで事が起こった後の証拠撮りとしか使えません。
「歩行レコーダー」のサイズは それよりも大きく少し目立ちますが、その方が相手に気づかせ、ヘタに手を出せない、即ちトラブルを回避させる抑止力となります。
本来の目的を考えた時、小さなカメラで隠せる事よりも、外出時の余計なトラブルを出来るだけなくすために抑止力としても使う方が視覚障害者にはメリットがあると考え、あえて「歩行レコーダー」をお薦めする事になりました。


この「歩行レコーダー」はフルハイビジョン画質(フルHD)で最大12時間録画を可能にする余裕の大容量バッテリーを搭載しているので、朝出かける時から夕方帰ってくるまで録画しっ放しでバッテリーの残量を気にする必要がありませんし、必要な瞬間を逃しません。
「歩行レコーダー」は動画と音声が撮れる事からICレコーダーとしても活用出来ます。
そして、64GBのeMMCがデータストレージとして使用されており、最大16時間分のフルHD 1080P動画が記録できます。
勿論、録画された映像に日付と時間の写しこみがされますので、撮影された映像の証拠能力を格段にアップさせます。
また、録画中は1分間隔で本体の振動とアラームで知らせてくれるので、視覚障害者が感覚的に録画中である事を把握出来ます。(手元でオン/オフの切り替え可能)
「歩行レコーダー」は夜間や暗所も撮影可能で、周囲が暗いことを感知すると自動的に赤外線LEDを利用した撮影を開始するので、周囲の明るさの分からない視覚障害者にも便利です。(赤外線録画撮影は白黒となります)
また、通常録画の他にループ録画を装備し、空き容量がなくなった場合、古いデータを削除して録画を続けるだけでなく、録画中にワンタッチでスナップショットが撮れるボタンも備えているので決定的瞬間の記録に便利です。
アメリカ軍の調達基準である「MIL-STD-810G」準拠の耐衝撃性を備え、落下試験規格IP67に対応し、軍事規格の耐衝撃性・防水・防塵機能を備えているので、視覚障害者が外での普段使いとして安心して悪天候でも使用出来ます。
サイズは95.9mm × 52.2mm × 27.6mmで、重量は130g。
その他に、ステルスモードを搭載しており、LEDランプやブザーやバイブレータを無効/有効に切り替えれるので、それらを無効にしておけばその分バッテリー消耗を軽減出来ます。
またSony製の高感度イメージセンサ搭載で更にF値2.0、130℃ワイドアングルという大口径で広視野のレンズを採用。
質の高いセンサとレンズで明部と暗部をバランスよく処理することで鮮明な映像が記録できます。
更に6軸のMEMSセンサが搭載されており、カメラが動くことで発生する映像のブレを低減するようデータを補正(手ぶれ修正機能)します。
本体には液晶パネルはなく視覚障害者には不向きな画面のタッチ操作もありません、歩行レコーダーとして使う基本的な操作は4つの物理キーで、ボタンの位置と操作法を飲み込めばブラインドタッチで使用出来ます。
そして、電源のオン/オフ・録画の開始や停止・スナップショット撮影・ステルスモードのオン/オフ・Bluetoothの接続時など、振動やサイン音や その音の皇帝で知らせてくれるので状況ランプが見えない視覚障害者でも状態を把握する事が出来ます。
また、「歩行レコーダー」は専用アプリが用意されていて、アイホンからDrivePro Bodyにワイヤレスでアクセスしてボイスオーバーでバッテリーやストレージ残量の詳細を確認したり、各種設定など自力で行う事が可能です。
勿論、撮影データはウインドウズパソコンで管理し、USBなどにコピーして証拠として警察に提出したり、裁判に使う事が出来ます。
そして、様々な服装での装着に対応できるよう、ジャケットと相性の良い360°回転クリップとマジックテープホルダーが付属しています。
視覚障害者用に作成された便利なショルダーホルスターである「TN19」との相性もバッチリで、一緒に使うと身体前面の胸元に「歩行レコーダー」を容易に取り付ける事が出来ます。
最後に、本体は安心のメーカー2年保証付きです。
更に日本障害者ソフトからの購入2大得点として、日本障害者ソフトが作成したテキストファイル形式のオリジナル簡易取説CDを同梱し、日本障害者ソフトの3か月視覚障害者向け簡易電話サポートもついています。

オリジナル簡易取説CDは、単に図の説明が入ったメーカー添付の紙の取説を文字起こししたものではなく、見えない視覚障害者が「DrivePro Body 30」を歩行レコーダーとして使う上で、見えない事を前提で使い方や設定方法など分かりやすく説明が書かれています。
ボタンの配置や名称なども、レンズのある側を前にして本体側面中央にある〜というボタンという風に書かれています。
また、「歩行レコーダー」は視覚障害者専用に作られている分けではないので、現在の状況把握などはLEDランプの色や点滅・点灯などで把握するようになっています。
それでは視覚障害者の方は分かりませんよね・・・このオリジナル簡易取説CDではLEDランプが見えなくても、こうすれば見えなくても状態を把握する事が出来ますよなど、視覚障害者が歩行レコーダーとして使う事を前提に工夫のアドバイスが書かれています。
また、メーカー電話サポートもありますが、オペレーターは視覚障害者の対応や説明の仕方に不慣れな部分もあるかも知れません、それを補うために視覚障害者向け簡易電話サポートでは実際に「歩行レコーダー」を使用している視覚障害者が簡易サポート致します。
*視覚障害者向け3か月簡易サポートとは、視覚障害者が、この機器を歩行レコーダーとして使う上で、視覚障害者固有の設定・使い方に関する部分に限ったサポートであり、それ以外についてはメーカーサポートとなります。



(推奨とお願い)

昨今、盲学校に通う女子生徒がいきなり通学中に暴力をふるわれたり、視覚障害者女性が暴力やチカンを受けたりなど社会問題となってきています。
また、多くの小学校では公費で負担し通学児童に防犯ブザーを持たせたりするのは当たり前となってきています。
この様な時代、盲学校でも視覚障害を持つ児童のために公費で歩行レコーダーを支給したり、自治体や盲学校が視覚障害児童を持つ親御さんに対して歩行レコーダーの購入補助など考え頂ければありがたいです。
白杖を持ってトラブルや事故に遭遇したさい、相手が見えないと分かると その場を逃げて犯人が捕まらなかったり、この人の方からぶつかって来たと言われ被害者なのに加害者扱いされかねません。
特に視覚障害を持つ児童が事故やトラブルに遭遇したさい、見えない子供のいう証言は警察も信用してくれにくいです。
そういう意味からも、是非 視覚障害を持つ児童には防犯ブザーならぬ「歩行レコーダー」を携帯して頂きたいと願っています。
盲学校や視覚障害児童をお持ちの保護者の方は、是非 歩行レコーダーの所持をご検討頂ければ幸いです。



(以下 リンク表となっています)

視覚障害者の外出はこんなに危険が一杯 「歩行レコーダー」の撮影動画サンプルはこちら
「歩行レコーダー」をICレコーダとして使ってみた
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(リンク表ここまで)



*「歩行レコーダー」は視覚障害者向けに開発されたものではありませんが、日本障害者ソフトが視覚障害者でも歩行レコーダーとして仕え、基本的な動作や確認が見えなくても独力で出来ると判断し推奨しているものです。
この機器のメーカー・型番・詳しいスペック詳細についてはここを参照下さい。

*商品の仕様確認及び初期不良を含む故障対応につきましてはメーカーへ直接ご連絡をお願い致します。
日本障害者ソフトでは返品および商品交換等のサポートが出来ませんので、予めご了承ください。

※歩行レコーダーのお取扱いに際しては、特にプライバシーの侵害にならないようご使用ください。
健常者が違法な盗撮を行うのは、欲求を満たす為に録画し、それを後で見る目的で撮影します。
見えない視覚障害者は、元々見えないのですから その様な目的で撮影をしていないのは明白です。
よって、白杖を持って外出するほどの視覚障害者には自分の欲求を満たす為の違法な盗撮をする意図がないのは明白です。
そういう意味からして、視覚障害者が自分の身を守る為や、トラブルが起きた際に自分の正当性を主張する為に歩行レコーダーを活用しているという理由は根拠のある正当なもので違法なものではないかと思います。
しかし、あえてプライバシーの侵害を目的とした仕様は違法に当たりますので、その様な使い方はお控え下さい。







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